最適な目標設定をしてモチベーションを上げる
- 横田潤一郎
- 2016年2月2日
- 読了時間: 3分
今日コーチングのビデオを見ていて、面白い話をしていました。
ブラジルののバレーボールの監督が日本の中学生を指導するカタチで話が進みます。
タイトルは「監督は嘘をつかない」
練習の時から常に試合を意識させる。
試合なら行わないプレーを行った選手を厳しく注意していました。
無駄な1点をあげる必要はない。負けるために練習しているのか、勝つために練習しているのかと。
また、全国大会で優勝するような強豪との試合を組みました。
試合前、強豪校の練習を見せ、素直な感想を選手に聞きます。
すると勝てる気がしないという意見。
これを監督は責めず、認めました。
ただ、何点なら取れるかという質問を投げかけます。
すると選手から10点取れれば良いところという回答。
そこで監督は勝ち負けではなく、10点取ることを目標設定しました。
試合はやはり強豪校のワンサイドゲーム。
相手の強さに緊張してしまい、本来のプレーができません。
1セット目は4点しか奪うことなく取られてしまいます。
しかし監督は動じません。
選手達に、相手のチームが強いことはすでに分かっていたはずだと語りかけます。
そして、正直2点しか取れないと思っていたとも話します。
その中4点取れたのは素晴らしいと。
そして次のセットに向けて再確認します。
目標は10点で良いのかと。
選手はみんなはいと答えました。
すると次のセットでは緊張が緩み、得点を取っていきます。
点が決まれば笑顔が生まれ、明るい雰囲気が出て来ました。
その結果14点の得点を取る結果になりました。
結果としては試合に負けてしまいましたが、監督はそれを責めません。
それどころか、素晴らしい試合だったと賞賛の声をかけます。
目標の10点をクリアーし、プレイの質も相手に負けていない。
そんな試合が出来ていたと。
冒頭の「監督は嘘をつかない」について監督はこう語っていました。
相手が強いのに、勝てると言ってはいけない。
その中で何をするべきか、目標を掲げていく。
それにより選手のモチベーションを上げていくということでした。
練習の時から試合を意識する。
その時何をするべきかの目標を掲げる。
これらの重要性を改めて考えさせられました。
目標設定も、試合に勝てという無茶な目標ではなく、10点取るという現実的な目標に変えることにより、選手のモチベーションを上げる。
マラソンでも、100m先の選手を追いかけるのと、1km先の選手を追いかけるのではモチベーションが変わってくる。だからこそ目標設定も非常に重要なポイントになるんですね。
スポーツを通じて分かりやすくコーチングを学ぶコトが出来ました。
そういえば最近ランニングが出来ていない。
最適な目標設定をして、またランニングも再開したいと思います。

Comments