野菜界の人気者、トマト
- 横田潤一郎
- 2016年5月27日
- 読了時間: 3分
植え付けシーズンを終え、トマトにかわいい花が咲き出しています。

トマトっていつからか健康食品の代表みたいになってますよね。
実際色々なランキングで堂々トップになっています。
お医者さんが選ぶ健康にいい食べものランキング
1,トマト
2,ヨーグルト
3,納豆
4,ブロッコリー
5,リンゴ
好きな野菜ランキング(タキイ種苗)
1,トマト(7年連続トップ)
2,じゃがいも
3,玉ネギ
4,キャベツ
5,枝豆
生でおいしい野菜ランキング
1,トマト
2,キュウリ
3,レタス
4,キャベツ
5,玉ネギ
育てて食べたことのある野菜ランキング
1,トマト
2,キュウリ
3,ナス
4,大葉、しそ
5,ピーマン
などなど。
多くのランキングでもてはやされるトマトですが、その人気を支えるのがなんと言っても、
トマトの持つ健康成分。
トマトの栄養成分
・リコピン
トマトと聞いて、まず最初にイメージするのが、「リコピン」ではないでしょうか。
リコピンには抗酸化作用があります。
活性酸素を除去してくれるこの成分。
平たく言うと、身体が酸化するのに、抵抗してくれる作用があります。
その為、酸化による老化などに効果的だと言われています。
リコピンはこの様な特徴から、多くの健康効果が期待されています。
血糖値を下げたり、動脈硬化の予防、ダイエット効果など動物実験のレベルも含めるとかなりの効果が期待されています。
肺ガン,前立腺ガンの予防もで有効性が示されております。
・クエン酸
疲れた時は梅干しを食べると元気になると言う人もいるのではないでしょうか。
トマトの酸っぱさの成分もこのクエン酸。
疲労回復の効果が期待出来ます。
・カリウム
夏野菜に多い成分。
もちろん夏野菜のトマトにも入っています。
余計な塩分の排出を行ってくれるので、血圧上昇を抑えてくれたり、むくみの解消の効果が期待出来ます。
・遊離グルタミン酸
旨味成分としてしられる、グルタミン酸。
内臓脂肪にアプローチして、ダイエット効果が期待出来る成分。
未熟トマトと完熟トマト
さて、もう一つトマトのお話として、赤熟(完熟)トマトと未熟トマトと言うのがあります
赤熟トマトは樹上で完全に赤くなってから収穫したもの。
未熟トマトとは、わずかに色づいた状態で収穫したトマトの事です。
トマトには、追熟という性質があるので、樹から離れても、徐々に赤く色付いていきます。
その為、スーパーなどの店頭に並ぶ時には、全て赤く色付いている訳です。
流通で出回る物はほとんど、未熟トマトの状態で収穫され、運ばれていきます。
完熟してしまうと、実が崩れやすく、傷みやすいですし、流通で店頭に並ぶまでに時間がかかるので、
熟れすぎてしまいます。
この為、完熟トマトを食べる機会はほとんど無い状態です。
では、未熟トマトと完熟トマトでは一体何が違うのでしょうか。
先ほどご紹介した栄養価の中で、大きく変わる物が2つあります。
それが、遊離グルタミン酸とリコピンです。
遊離グルタミン酸は完熟してから収穫すると、未熟の状態の1.7倍、
リコピンに関しては、なんと5.6倍も多く含まれているというデータがあります。
遊離グルタミン酸は旨味成分で、トマトの味を良くします。
この為、この成分が多いと言う事は、美味しいトマトって事になると思います。
またリコピンは、βーカロテンの2倍、ビタミECの100倍も抗酸化作用があるスーパー成分。
せっかくなら完熟で食べたくなってしまいますね。

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