悔しさを忘れず、世界記録達成
- 横田潤一郎
- 2016年6月17日
- 読了時間: 3分
イチロー選手が世界記録である4,257本の通算安打記録を達成しましたね。

本当に偉大な記録で久々に胸が躍る様なニュースでした。
もうイチローほどの偉大な選手は生きている内に出会えないかもしれませんね。
163kmを投げられる大谷選手も確かに凄いのですが、イチローの凄さは積み重ねてきたと言うことにあるかと思います。
年間200本安打を打つ選手はこれからも出てくるでしょうし、ひょっとすると300本なんていうとんでも無い記録を出す選手が現れるかもしれません。
しかし、それを永年に渡り達成し続けるだけの選手は、現れるとは想像しづらいです。
それだけやり続けると言うのは本当に偉大な事だと思います。
笑われてきたことを常に達成してきた
イチロー選手はインタビューの中で、「笑われてきた」という表現を使っていました。

僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、
例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から「あいつプロ野球選手にでもなるのか」っていつも笑われてた。
だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。
何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も「首位打者になってみたい」。
そんな時も笑われた。

でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、

これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります。
イチローほどの人間でもこの様に感じていたとは、正直意外でした。
確かに周りは笑うでしょうが、イチローほどの偉大な人はそんな事気にしないのかと思っていました。
でも、イチローほどの人間でも笑われるのは悔しいのだと言うのは、なんだかほっとする気持ちになります。
この悔しいという気持ちを人一倍強く感じ、人一倍忘れることができない。
だからこそ、その悔しさを晴らすために、数々の偉大な記録を打ち立て続けれるのかもしれません。
新規事業に取り組んでいると本当に結果を出していくのが大変です。
だって、誰もやっていないことをやる訳だから、正解が分からない。
もちろん時間もかかってしまう。
その様なことだと、当然批判したり、笑ったりする人もいる。
私もこの悔しさをバネに、頑張って行きたいなと改めて感じました。
口撃でもピート・ローズ越え
記録を更新されたピート・ローズさんはイチローに対して賞賛を送る気はなさそうですね。

日本のプロ野球で記録した数字には価値が無いと言わんばかりのコメント。
これを意識してか、インタビューの中でイチローはこんな事を言っていました。
いつかアメリカで、ピート・ローズの記録を抜く選手が出てきてほしいし、それはジーターみたいな人格者であることが理想ですし、もっと言えば、日本だけでピート・ローズの記録を抜くことがおそらく一番難しい記録だと思うので、これを誰かにやってほしい。
とてつもなく難しいことですけど、それを見てみたいですよねぇ。だから、日米合わせた記録とはいえ、生きている間に見られて、ちょっとうらやましいですね、ピート・ローズのことは。僕も見てみたいです。
日本人でこれだけ堂々と反論出来る人がいるんだと、驚いてしまいました。
汚い言葉を使ってののしり合うのでは無く、ここまできれいな言い方が出来るのは本当に凄いなと思いました。
記録でも人格でもピート・ローズを超えたイチロー選手。
心からおめでとうを述べたいと思います。
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