デザイン思考
- 横田潤一郎
- 2015年12月17日
- 読了時間: 3分
今日は東京都中小企業振興公社のセミナー
「伝われば売れる!販売戦略にデザインを取り入れたみよう」に参加してまいりました。

最近デザインの重要性を痛感して、デザインについて学ぶのが私の中の課題の一つになっています。
今日は「デザイン思考」を学ぶという事で、でワークショップを交えて教えていただきました。
デザイン思考(Design Thinking)とは、問題解決の為の思考法です。
そのプロセスは以下の通りです。
Step1:共感
観察・インタビューを通じて、ユーザーに対して深い共感を行います。
Step2:問題定義
優れた解決策を生むきっかけとなる着眼点を定めます。
Step3:問題解決策
視点を拡げてイノベーションの可能性を拡げます。
Step4:創造
ラフスケッチを通じて、アイデアを見える状態にします。
見える化する事で、周りとのギャップを埋める作業となります。
Step5:テスト
最適なニーズを捉えるために、フィードバックをもらいます。
この様なステップを踏んで完成をむかえます。
簡単にステップを書き出してはいますが、この各ステップを1度づつ行えば良いと言うわけでは無く、
同じステップを何度も行い、その精度を上げていく作業を繰り返していきます。
STEP1の共感も、1度行った時に疑問に感じたことを2度目に話してもらう。
それを繰り返していきます。
ステップ2では、インタビューを行ったパートナーが求めている物は何かを整理していく作業。
ニーズ(パートナーの人がしたいことは何か)と
インサイト(パートナーの感情から学んだ事、パートナーの経験から分かるパートナーがまだ自覚していないこと)を、
それぞれ箇条書きにしていきます。
特にインサイトの部分は顧客の潜在ニーズを探るような作業になるので、本当は何を求めているのかと言うことを推測していく必要があります。
ここで洗い出した物を着眼点として設定していきます。
パートナーは( )する方法が必要だった。
驚いたことに/なぜなら/でも・・・(1つ選ぶ)
( )←インサイトの部分を入れる。
この様な感じです。
次にパートナーが喜ぶアイデアづくりを行っていきました。
今日はパートナーのニーズを満たす、新しいアイデアを5つ絵にしていきました。
その絵を基に解決策を共有してフィードバックをもらっていきます。
そしてそのフィードバックを参考により良い物に仕上げていきます。
大きな視野でアイデアを描き、重要な部分は詳細に、その他はラフに描いていきます。
ここまで終わると次にマーケティングのワークを行いました。
「ターゲット」「ネーミング」「販売先」を具体的にポストイットを使い書き出していきました。
それらを踏まえて、プロトタイプ製作に向けての最終デザインをスケッチしていきます。
そしてデザインを基に、紙などを使いプロトタイプを作製していきました。
そこで出来上がったのがこちらです。

そしてこれを基に他の班の人の意見を伺っていきます。
そこで出た問題点を解決しながら最終プレゼンを行いました。
この様に大変内容の濃いセミナーを受けさせていただきました。
ワーク中、印象に残っているのはそのスピードの速さ。
1つ1つのワークを3分程で行って行くのです。
だらだら考えるのでは無く、1000本ノック方式で、どんどんアイデアを出していく。
その様な取り組み方でした。
かなり頭を使いましたが、かなり学びの多いセミナーに参加出来て大変良かったです!
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