新規事業とは
- 横田潤一郎
- 2015年12月25日
- 読了時間: 2分
メリークリスマス!
今年の東京でのお仕事も今日で最後。
大阪に向かう新幹線の中でブログ更新中です。
東京では新規事業を主に取り組ませていただいておりますが、
そもそも新規事業とはいったい何なのか。
この疑問に対してはことある毎に私も考えています。
現在私が考える新規事業の定義とは、
“今持っている何かを使い、今までやって来なかったコトを行う“
シンプルにこれだと思います。
ただ、やって来なかった事とは言え、自社の強みは何なのかを考えつくし、
それを活かしつつ、今までにやって来なかった売り方、販路を開拓していく。
これが新規事業では無いかと思います。
本来の意味としては、まったく違うモノを、まったく違った市場に投入する事になるのかもしれませんが、資本力のある企業ならいざ知らず、普通の中小企業にこれは中々厳しい。
販路・技術・商品・ビジネスモデル、会社には永年培って来た財産が蓄積されています。
しかし、その様な財産も環境の変化と共に市場価値が落ちていってしまいます。
それが結果として、売上・利益の低下に繋がっていく。
その市場価値を時代に有った、求められるカタチに創り直すのが新規事業ではないかと思います。
自社の強み、例えば物作りのノウハウを活かし、今までに売ってこなかった販路に対して販売していく。
もしくは、すでにある販路に対し、全く新しい分野の商品を投入する。
または、今までの商品を、今までとは違う切り口で販売していく。
この様な活動が、現実的な新規事業なのかと思っています。
どちらかと言うとイノベーションに近いモノになるかも知れませんが、
この活動を通じて得られるモノは、新規事業のみの売上・利益だけにとどまりません。
新しいやり方、例えばモノではなく体験を売っていくという営業活動を通じて、
新しいカタチの営業スタイルを身につける。
こういう事こそが、新規事業に取り組む大きな意義だと思っています。
意識が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わる。
結果が変われば、また意識が変わる。
数字だけでは無く、社員の意識そのものが変わるモノ。
それが新規事業だと思っています。
それだけに、最初の意識を変えるのはとてつもなく大変な作業ですが、
これなくして新規事業の成功はあり得ないので、地道に確実に根気よく取り組んで行かなければならないと言うことを想いながら、新幹線到着であります。

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