あなたの話には、あなたが思う以上に価値がある
- 横田潤一郎
- 2016年1月26日
- 読了時間: 3分
今日、売り込みで営業にきた方と話しておりました。
この担当の方はなんとロシア人。
色々突っ込んで質問をしてみると面白いお話をたくさん聞けました。
シベリア出身の人でも日本の冬は寒い事や、
ロシア人は短気なので、渋滞を待てず車で歩道を走る話。
一番驚いたのは、冬の時期に一番多い死因は“溺死”との事。
なんでもウォッカを飲んで暑くなって、海に飛び込んでそのまま溺死する事があるそうです。
さすがに話を盛っているだろうと思いながらも、ロシアならあり得るかもと、ついつい思ってしまいます。
まさに怖ロシアです。
さて、この話この方に取っては当たり前の話なのかもしれませんが、
私に取ってはとても新鮮な話でした。
現にこうやってブログのネタになり、大変助かってます(笑)
この事は、皆さんにも当てはまると思います。
日々の仕事に使っている知識は、当たり前過ぎて自分にも、日頃の取引先でも特段価値のあるモノでなくなってるかもしれません。
でも、今回の私の様に知らなければそれは大変大きな財産になります。
あなたの知識を価値あり、必要なモノと感じてくれる人は必ずいます。
だって、その知識によってあなたは仕事として成り立っている訳ですからね。
例えば私はキーホルダーやストラップなどの営業を行っていました。
キーホルダーにはキャラクターなどのマスコットが付いていたりしますよね。

同じように見えるこちらのマスコットも作り方・材料が異なります。
右側のカッパはポリレジンという素材。
左のぷっちょはPVC(ポリ塩化ビニル)という素材。
なぜ同じようなマスコットで作り方を変えるのかと言うと、素材の特性が違うのです。
ポリレジンは、シリコン型で作るため5%程誤差が出るので精密なモノを作るにはむきません。
また、折れやすい特徴も有るので、このカッパの様に手や足をくっつけた形状にする必要があります。
一方PVCは金型で作るため、全て同じような仕上がりになります。
そして、素材も柔らかいので、左の様な手を離した形状のモノを作る事が可能です。
これだけ聞くと、PVCで作る方が良いだろうってなりますが、ポリレジンの魅力は型代の安さにあります。
PVCの金型が10万円以上するのに対して、ポリレジンはシリコンで型を作るので1万円ぐらいで作製が可能です。
オリジナルでマスコットを作るとなると結構LOTがいるのではと思われがちですが、
ポリレジンで作れば、1,000個ぐらいでも作製が可能です。
少し割高になりますが、500個でも作る事が出来ます。
ポリレジンで1,000個作れば、1個当たりの型代のコストは10円ほどですが、
PVCで1,000個作ると、1個当たり100円以上かかってきます。
さすがにストラップの価格に100円UPはきついですよね。
ですので、LOTが少ない場合は、少しデザインを変更してもらいポリレジンで作れる様にしたりしていました。
ちなみに色を塗りも、目や口の部分は手塗りの方法。
髪の毛などの大きな面積を占める部分は、マスクと言われるシートの様なモノを使った吹きつけの方法。
そして文字などは、水シールという転写の方法をとります。
この様な方法を駆使しながらベストと思われる提案を行ってきました。
この様な知識が読んでいただいてる方の何かヒントになればと思い、書いてみました。
マスコットを作るのに何かお困りの方は、ご相談くださいね。
この様に自分の知識を出していけばお互いに取って良い出会いもあるのかなと思いますので、
皆さんもブログやSNSでどんどんご自身の知識を出してみてください。
私も他の方の発信楽しみにしております。
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