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儲かる農業

  • 横田潤一郎
  • 2016年2月16日
  • 読了時間: 3分

先日の週刊ダイヤモンドの記事。

大見出しに惹かれて購入してみました。

週刊ダイヤモンド

攻めに転じる大チャンス 儲かる農業という大見出しがついていました。

農業革命の敢行、TPP合意で始まる貿易自由化、農家の世代交代―。

ニッポンの農業が大きな節目を迎えている。

という書き出しで始まります。

冒頭には自民党農林部会長の小泉進次郎衆議院議員のインタビューが載っていました。

そこで語られていた3つの公約。

気になった部分を少し抜粋致します。

①まずは政治からチェンジ 補助金漬け農政とは決別する。

アグリカルチャー(農業)とアグリビジネス(流通・消費などを含めた農業関連産業)の相乗効果を発揮する必要性について語られています。

アグリカルチャーに属する人たちは、アグリビジネスが文化を破壊する敵だと思っている。

しかし歌舞伎では、ワンピースを題材にした歌舞伎公演を行っており、新たなファンを開拓している。

ビジネスとして成功していることで、真に残すべきカルチャーを守ろうとしている。

農業に関しても、両方が共存できる新しい農業を確立したいと答えていました。

また農業が抱えている構造問題を生産者に押し付けることはあってはならない。

今秋までにまとめる方針で、生産者の自助努力では解決できないことに政治が乗り出す覚悟を示しますと述べています。

②“儲かる農業”実現のために農協革命の手綱を緩めない

女性農業者が

「農業の世界は“定価がない”ことが経営のリスクになっている。

にもかかわらず、大半の農家がそのことを疑問にも感じなていないのが恐ろしい」と語っていた。

彼女は6次産業化を進め、定価販売できる商品ラインナップを作っていっている。

また、補助金に対して、

農業イコール弱者ではないということ。農家の中には儲かっている人もいっぱいいる。

「農業は弱い立場にあるから守らなければならない。そのために補助金が必要だ」という発想に陥りやすかった。

補助金をもらう発想から、融資を受けて、借りたものを返すという流れに転換していきたい。

農政にメスを入れる為に、農業の見える化をしなければならない。

この世界の流通構造や商習慣はあまりに不透明で、おそらく全体像を理解している人間はほとんどいない。これを明らかにしたい。

③生産者起点から消費者起点へ 世界で稼ぐ体制を構築する

農業は、農家だけのためにあるのではなく、国民が農業の価値を理解し、生産者と消費者が支え合う世界にしていかなければいけない。

賢い消費者が賢い消費をするわけで、農家はその消費者ニーズをくみ取ることでしか競争力を発揮できない。

国内の消費者が、自然と国産のものに手が伸びるような品質と信頼を確立する。

以上の様な内容が語られていました。

語られている内容は説得力があり期待できるモノかと個人的には感じました。

これがどれだけ実現されるのか、しっかりみていく必要がありそうです。

インタビューの最初の当たりに、日本農業の厳しい現実を顕すデータが載っていました。

日本農業の厳しい現実

特に気になったのが、平均年齢と、農家所得。

平均年齢がすでに年金を受給するような年齢になっている。

そして、農家所得が119万円という現実。

注釈に農業収入は少ないが、そこに年金を中心とした農業以外の収入(146万円)が加わるとあります。

年金を足すことがすでに前提となっている収入額では、若い人は中々チャレンジができませんね。

この現実が変わり、しっかりと利益の取れる農業にできる様に私も頑張ろうと感じる記事でした。

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