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えんどうマメ生長物語

  • 横田潤一郎
  • 2016年3月19日
  • 読了時間: 2分

だんだん温かくなり、最近は三寒四温と言った感じですね。

さて、もうすぐスナップえんどうの収穫時期になります。

今日は、そんなえんどうマメのお話。

絹莢→スナップえんどう→グリーンピース

えんどうマメは、その生長過程で食べる部分が異なり、名前が変化していくのをご存じでしょうか。 先ず始めは、莢の部分を食べる『絹莢』     ↓ そして莢の部分と実の部分の両方を食べる、『スナップえんどう』     ↓ 最後は実の部分のみを食べる『グリーンピース』 では、どの瞬間これらが切り替わるのか。 明確な基準は分からないのですが、あくまでも体感でお話させていただきます。 『絹莢』の状態ですが、これは莢が生長しているがまだ実が生長していない状態。 下の写真をご覧ください。

左のものに比べて右側のものは、平べったいのがおわかりいただけますでしょうか。 まだ膨らまない状態のもので収穫されるのが、『絹莢』です。 この状態から中の実が生長して、厚みが出てきて『スナップえんどう』になります。 では、『スナップえんどう』から『グリーンピース』に変わる過程はどうなっているでしょうか。 こちらの写真をごらんください。

左のものに比べて、右のものが透明がかっているのが分かりますでしょうか。 実が充実してくると、莢の部分が白っぽくなります。 そしてこれがさらに生長すると

透明な莢がシワを帯びてきます。 こうなれば、中には立派な実が出来ています。 実際開けてみると

こんな感じです。 大きな実が出来ているのが分かりますでしょうか。 こうなれば、実の部分を取り出して販売する『グリーンピース』になります。

収穫時期に合わせた品種を播種

生長過程をお話しましたが、それぞれ食べる部分をまとめると

未熟なマメやさやを利用する絹莢。

子実が肥大し、さやが鮮緑色の時に収穫するスナップえんどう。

子実が十分肥大し、さやにしわが現れた直前に収穫し、実の部分を利用するグリンピース。

この様になります。

現在は品種が細分化しているので、播種の段階で何を収穫するかを決めます。

絹莢…………………あずみ野30日絹莢・兵庫絹莢

スナップえんどう…スナップ・グルメ

グリーンピース……ウスイ・久留米豊

もちろん絹莢の品種を取らずに置いておけば、

スナップえんどうになり、グリーンピースになるわけですが、

それぞれのおいしい特徴を活かしたものが、各品種になります。

これから旬を迎えるおいしいお野菜。

生長過程を知ると、少し見え方も変わってきますよね。

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