ビタミンC豊富な『畑のリンゴ』
- 横田潤一郎
- 2016年4月23日
- 読了時間: 2分
さて、突然ですが、こちらのお花はなんの野菜のお花でしょうか。

畑もすっかり春めいて、ちらほらお花が咲き出しています。
その中の1つ、これはジャガイモの花です。
このお花が咲いてくるのをきっかけに、地下茎の方も膨らみ始め、
土寄せの作業が入ってきます。
ジャカルタから伝わったジャカタライモ
ジャガイモの原産地はアンデス山脈の高地になります。
トマトもアンデスの高地が原産地ですが、トマトが2,000mぐらいの高地なのに比べて、
ジャガイモはさらに高い、3,000m辺りになります。
分類としては、ナス科の野菜になります。
日本には1600年前後に、ジャカルタから伝わりました。
名前の由来もここにあり、ジャカルタは当時、ジャカトラという名前で、
ジャカトラから伝わったイモという事で、『ジャカタライモ』と呼ばれていました。
それが訳されて、現在の『ジャガイモ』と呼ばれる様になりました。
ジャガイモはその用途が特殊で、
1/3が本来目にするような野菜としての用途
1/3が種芋として
そして残りの1/3がポテトチップスの原料として使用されています。
ビタミンCが豊富、『畑のリンゴ』
栄養価で見ると、特筆すべきはビタミンCですかね。
『畑のリンゴ』と呼ばれる程、ビタミンCが豊富です(23mg/100gあたり)。
これはトマトの、20mg(100gあたり)よりも多くなっています。
さらにジャガイモが優れているのは、加熱した時の損失量。
ホウレンソウを3分茹でた場合、半分に減ってしまいますが、
ジャガイモを丸ごと40分蒸しても、1/4しかビタミンCが失われません。

梅雨入り前には収穫できますので、それまで元気に育ってもらいたいです。
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