花粉症を漢方的な見方で考えてみた
- 横田潤一郎
- 2016年3月15日
- 読了時間: 3分
この時期苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も鼻水が止まらない。。
西はまだましなのですが、東京にいくと結構きついですね。
今年は東が当たり年のようです。
6人に1人は花粉症に苦しんでいるという現代。
体感ではもっと多い気がしますね。
私もそうですが、病院にかかっていない人はカウントされていないんでしょうね。
さて、そんな花粉症。
ネットで調べると、色々な対処法などが出てくるのですが、多くが西洋医学に基づいたものである様に感じます。
そこで、漢方的にはどうなのかと言うことを少し書いてみたいと思います。
春は芽生の季節
スギ花粉ばかりが悪者にされがちな花粉症ですが、本来の流れを考えるとこれは冤罪です。
そもそも、この時期は身体が花粉症の症状を発症しやすい状態にあります。
春は芽生の季節であり、血液の運搬が盛んになったり、余分な水分が発生しやすくなる季節です。
川に例えると、水かさが多い状態。
そんな時に花粉という外部要因が入ってきます。
これは先ほどの川に大雨が降るようなイメージ。
そうなると必然的に川は溢れてしまいますよね。
この状態が、鼻水の大洪水や、くしゃみ、涙の症状として表面に現れてくるのです。
この症状を止めるために、私も鼻炎薬を飲みますが、
これはあくまでも堤防を築いて、一時しのぎをしている様なもの。
堤防の力が弱まると、また鼻水などがあふれ出てしまいます。

この様な一時しのぎではなく、体質そのものを整えて、堤防を築くのではなく、
水かさを調整してあげることにより川の氾濫を防ぐのが、西洋医学の考えに近いと思います。
一時しのぎではなく、体質そのものを整える。
これを行う事で、根本にアプローチした解決策が行える訳ですね。
ただ、これを行うには時間がかかってしまいます。
そこで、すぐに症状の治まる西洋の薬に頼りがちになってしまう訳ですね。
体質改善を通じた根本解決を
この様に対処療法に頼りがちなのが、私も含めた現代人だとは思いますが、
そもそもの原因にアプローチした方が、そりゃええわと言うのは多くの方が思うところではないでしょうか。
先ほどの水かさが多くなりやすい体質になる原因として、冷たい物を取り過ぎると言うのがあります。
冷たい炭酸飲料を飲むところを、温かいお茶に変える、水割りの焼酎をお湯割りに変えるなどして、
日々身体の冷えるのを予防してみては如何でしょうか。
私も1年中、ペットボトルのお茶を飲んでいましたが、今冬は温かいお茶や紅茶を取るようにしておりました。
今年少し花粉症がましなのはこの事もあるのかもしれませんね。
急に体質が変わる訳ではありませんが、続けていけば確実に変化していきますので、
来年の花粉シーズンに備えて、今から体質改善取り組んでみませんか。
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