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その商品は何を提供しているのか。体験を売るうどん

  • 横田潤一郎
  • 2016年3月24日
  • 読了時間: 2分

ここ最近ブログに書いている香川県商工会連合会アンテナショップ「Machi-kara まち・から」

ここで見つけた素敵な商品で、とっておきのモノがあるので今日はこちらをご紹介致します。

その名も、「代打ち麺ロール」

こちらの商品は、うどんの生地がロール状に巻かれていて、好きな太さに切って食べる事ができるという商品。

体験を売っているうどん

お店で売られている展示はこんな感じでした。

代打ち麺ロール

これも商品そのものに価値があるのではなく、うどんを自分で切って、みんなで食べるという体験に価値のある商品ですよね。

なので、POPも工夫されています。

『お土産にもパーティにももってこーい♡』

『ご家庭でお好きな太さに♪』

コンセプトがしっかり伝わってきて、良いPOPですよね。

商品の写真にもそれが現れていますね。

『とっても楽しく、家族でわいわい

嗚呼、至高の一家団欒讃岐うどん』

これを買う人は、別にうどんが欲しい訳ではないですよね。

だってうどんが欲しければ、湯がけば美味しいうどんがたくさん売られている。

値段だって他の物より割高だし、わざわざこれを買う理由はない訳です。

子供が自分で切ってそれを茹でて、自分や家族で食べる。

そんな体験を得る為に購入するはずです。

体験を通じて世界に1つだけのうどんに

これは自分でも体験してみなければと買って帰り、お昼に作ってみました。

箱の中はこんな感じ。

中身

うどんの太さを示すメモリが箱に刻まれていますが、世界観を活かした手書き風なのがまた良い感じですね。

早速袋から出して切ってみました。

弾力があり、力加減に工夫が必要で、最初途中で切れてしまいましたが、

数本切る頃にはコツも掴め、切る作業が楽しくなりました。

上手に切れました

確かにこれは楽しい!

自分の好きな太さに切るのが意外と難しくて、これがまた楽しさに変わっていきます。

若干の太さの違いは出てしまいましたが、気にせず茹でてみました。

茹でている時の反省点としては、ロール状になっているので、

しっかり伸ばしてからお湯に入れるのが大切みたいです。

何はともあれ無事に出来上がり、釜玉にして食べてみました。

釜玉うどん

実際食べてみると、これは結構美味しい!

なれないので太麺になってしまいましたが、全然気にならず、むしろコシが有って良い感じです!

自分で作ったって言う体験込みでの美味しさだと感じました。

体験を伴う商品になることで、他との比較ができない商品にすることができます。

自分の商品はどんな体験を提供できているのか。

このコトを考え続けるって大切ですね。

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